経済 アベノミクスは左派政策? – 松尾匡『この経済政策が民主主義を救う』 読書案内松尾匡『この経済政策が民主主義を救う』(2016) 2016年刊行。 左っかわの人による左っかわへの批判。 日本の野党はすでに政党としての体を成していない。方向性を見失い、対案を何も出せないまま、ただ政権与党の批判だけを繰り返してい... 2016.05.04 経済
経済 米利上げ、日本経済停滞、それでも円高の怪 為替・ドル円 117円台後半(2016.1.12)中国経済をめぐる先行き不透明感が根強く、リスク回避の円買いが進んでいる模様。昨年末2015年12月16日、FRBは、政策金利の0.25%引き上げを決定。2008年末から続くゼロ金利政策を解除... 2016.01.12 経済
経済 円キャリートレードとは? – 円の持つ国際的責任 裏の基軸通貨としての円 アメリカは80年代以降、巨額な経常収支の赤字を抱えた債務大国となっているが、ドルは基軸通貨という地位にあるため、下落せず、常に過大評価状態にある。 一方の日本は、債権大国となっている。日本が海外に持っている債権の残高... 2015.12.20 経済
経済 EU拡大のゆくえは? – ユーロによる経済統合の挑戦 ユーロ導入という社会実験 1999年、EUは、欧州単一通貨であるユーロを導入した。以来、ユーロ経済圏は拡大し続け、2015年までにバルト三国にまで広がっている。だが、ユーロ導入は、EU諸国にとって、経済統合という壮大な社会実験でもある。決し... 2015.12.17 経済
経済 異質な中国市場 – 門倉貴史『中国経済の正体』 (上海の高層ビル群)読書案内門倉貴史『中国経済の正体』(2010)リーマンショック後も堅調な中国経済 2010年刊行。 中国がGDPで日本を抜く直前の経済状況を解説している。 2008年のリーマンショック後、世界で信用縮小が進むなか、中国金... 2015.07.10 経済
経済 インフレターゲットとは? インフレ政策目標(インフレターゲット Inflation Targeting)とは、政府や中央銀行による通貨政策によって、通貨供給量と流動性を調整し、物価上昇率(インフレ率)を2%前後の一定の範囲内に収め、緩やかなインフレへと誘導するマクロ... 2015.06.23 経済
経済 デフレ脱却のために何が必要か? – 岩田規久男『デフレと超円高』 読書案内岩田規久男『デフレと超円高』(2011) 日本は1991年のバブル崩壊以降、2009年までの平均成長率が0.7%、失業率が5%台と、長期経済停滞を続けた。しかし、この間、為替相場は円高ドル安傾向を維持し、さらに何度かの超円高ドル安ま... 2015.06.22 経済
経済 デフレ / インフレは、貨幣的現象 !? – マネタリズムとは? マネタリズム (Monetarism) とは? 貨幣供給量が総需要を決める最も主要な要因であるとする考え方をマネタリズムという。そのためマネタリズムでは、通貨の数量や流動性を調整する通貨政策によって、物価の上昇率を安定化させることができると... 2015.06.21 経済
経済 為替レートは、何によって決まるのか? – 外国為替相場を動かす要因 為替レートを決める要因とは? 現金を使わずに金融機関を通じて決済を行う仕組みを為替という。国外との取引で国際金融を通じて行う場合は外国為替と言い、異なる通貨の交換を伴うことになる。この外国為替市場では、異なる通貨間の交換比率(為替レート)が... 2015.06.20 経済
経済 税逃れする富裕層 – 山田順『資産フライト 「増税日本」から脱出する方法』 書評(残念な本)山田順『資産フライト 「増税日本」から脱出する方法』(2011)資本逃避のためのあの手この手 2011年刊行。 富裕層から老後資金に余裕のある一般の人まで、資産を海外に移す動きが加速している。 資本逃避は、2009年の民主党... 2015.05.31 経済
経済 1000兆円!? 膨れ上がる日本の借金 – 川北隆雄『日本国はいくら借金できるのか?』 読書案内川北隆雄『日本国はいくら借金できるのか?』(2012)ギリシアと日本の違い 日本の財政危機は、年々その深刻さを増している。経済協力開発機構(OECD)の発表(2012年6月)では、日本政府の借金は、対GDP比で214.1%。政府債務... 2015.03.02 経済
経済 大量発行され続ける日本国債、ホントに大丈夫? – 辛坊治郎・辛坊正記『日本経済の不都合な真実』 読書案内辛坊治郎・辛坊正記『日本経済の不都合な真実』(2011)日本政府の借金、1000兆円間近っ!! 中央政府の借金である国債発行残高が、そろそろ1000兆円に近付いている。このまま大量発行を続けていて、日本国債は、海外からの信用を維持し... 2015.03.01 経済