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歴史・文化

ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』に潜む西欧中心主義──正当化される歴史の構図

読書案内ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』(1997)環境決定論の罠──ジャレド・ダイアモンドと西欧文明の自己正当化 ジャレド・ダイアモンドは、環境要因を軸に人類史を読み解く壮大な構想を本書で展開している。しかしその歴史観には、深刻な...
歴史・文化

ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』を読み解く:人類史を地理から再構築する試み

読書案内ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』(1997)壮大な人類史への試み 本書『銃・病原菌・鉄』の原著は1997年に刊行。現在では20年以上前の著作となる。邦訳は文庫版で上下巻に分かれている。 さすがに刊行から時間が経過しており、現...
政治

リベラリズムのジレンマ – 佐伯啓思『自由とは何か』

読書案内佐伯啓思『自由とは何か』(2004)「自由」を問い直す 2004年刊行。 「自由」という身近でありふれた概念をその思想的な根拠から問い直している。今の日本であまりにも当然のものになりすぎて、切実感の失われた自由というものに対して、そ...
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経済

税逃れする富裕層 – 山田順『資産フライト 「増税日本」から脱出する方法』

書評(残念な本)山田順『資産フライト 「増税日本」から脱出する方法』(2011)資本逃避のためのあの手この手 2011年刊行。 富裕層から老後資金に余裕のある一般の人まで、資産を海外に移す動きが加速している。 資本逃避は、2009年の民主党...
投資・市況

ウォール街の悪夢 – 暴走する投機的金融

読書案内神谷秀樹『強欲資本主義 ウォール街の自爆』(2008)実業を超えて肥大化する金融部門 2008年刊行。 リーマンショック後の金融危機を受けて出版された一冊。 アメリカやイギリスなどでは、1970年代末から1980年代にかけて(レーガ...
投資・市況

【株式投資入門】個人投資家がBlogを書くワケ

(* `・д・) : Blogって色んな人がいろんなこと書いてるけど、他の人のBlog見てると、株式投資について書いてる人って多いねー(=´・ω・) : Blogを書く理由って、人それぞれだろうけど、投資を始めると、なぜかBlogを書いてみ...
投資・市況

預貯金という怠惰 —— 公共性を取り戻す投資のすすめ

極めて高い日本の預貯金率 総務省が2014年度の家計調査報告を発表した。それによると、貯蓄に占める預貯金の割合は63.3%で、有価証券はわずか14.0%にとどまっている。有価証券の比率はアベノミクス効果により2年連続で増加しているものの、依...
運動・健康

膨れ上がる日本の健康保険料 – ニッポンの医療の実態とは?

ニッポン医療の実態を数字で把握する 年々上昇し続ける健康保険料。 国民の負担は増加の一途をたどっていますが、日本の医療は、その負担に見合うだけの質と内容を備えているのでしょうか。 「医療費が増え続けている」という漠然とした認識ではなく、具体...
労働・就職

日本の給与体系はどう変わったか – 竹内裕『日本の賃金』

書評(残念な本)竹内裕『日本の賃金』 (2008)「企業の正社員」という枠の中での議論 90年代半ば以降、国際競争の激化に伴い、日本企業の収益は悪化し、各企業は賃金体系の見直しを迫られるようになった。終身雇用制度が崩れ、成果主義が導入される...
企業・経営

なんでも外注する時代 – 金子哲雄『「持たない」ビジネス 儲けのカラクリ』

書評(残念な本)金子哲雄『「持たない」ビジネス 儲けのカラクリ』(2012)資産保有がリスクになる時代 2012年刊行。 市場の変動が激しく、将来の見通しが立ちにくい経済状況においては、「資産を保有することがむしろリスクになる」ということを...
企業・経営

タダで稼ぐ! – 吉本佳生『無料ビジネスの時代』

読書案内吉本佳生『無料ビジネスの時代』(2011)広がる無料ビジネス 2011年刊行。 ここ数年、無料で利用できるサービスや商品が増えてきて、私のようなド貧民にはありがたい限りだが、企業はどうやってそこから利益を上げるのか少し気になっていた...
独立・起業

週末起業のススメ

読書案内藤井孝一『週末起業』(2003)起業への第一歩 2003年刊行。 10年以上前に出版された本だが、現在においても週末起業の基本的な考え方は非常に重要だと思う。 かつては、一度会社に就職すれば生涯安泰とされていた時代もあったが、それは...
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