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政治

格差問題をまるで理解しない (自称) 専門家たち – 山田昌弘『希望格差社会』

書評(残念な本)山田昌弘『希望格差社会』(2004)文明批評を根拠に語る経済問題 発表当時、非常に話題になり、かなり売れた本だが、内容自体は極めて粗雑で流行語を作ったということ以外には何の価値もない本。 現在の日本では経済格差が広がり、社会...
政治

格差問題をネタに商売にしようとする人たち – 三浦展『下流社会』

書評(残念な本) 経済格差が社会問題化し、さまざまな場で議論されて注目されるようになると、必ずその話題に乗って、一儲けしようと考える人たちが現れる。今回読んだものそんな本。。。三浦展『下流社会』(2005)実態調査ではなく、意識調査 総中流...
暮らし・生活

日本のファストフードの歴史 – History of Japanese Fast Food

回転寿司 回転ずしの発明者は、元禄産業株式会社創業者、白石義明だと言われている。 彼は、東大阪で飲食店「元禄」を経営していたが、戦後の人手不足に直面。その際に、ビール工場のコンベアを見て「寿司を回転させる」という着想を得た。昭和25年に回転...
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暮らし・生活

戦後の食文化は豊かになったのか – 中村靖彦『コンビニ ファミレス 回転寿司』

読書案内中村靖彦『コンビニ ファミレス 回転寿司』(1998)巨大な食品産業 1996年、国内で生産された食糧原材料は12.4兆円。内訳としては、農業総産出額が10.2兆円、水産が2.2兆円。 一方、食品製造業の総産出額は、31兆円。さらに...
労働・就職

深夜営業は必要か?- すき屋の報道から考える

深夜営業は必要か? 牛丼チェーン店すき屋を運営するゼンショーが、2014年4月から12月期の連結決算が最終損益24億円の赤字になると発表した。昨年から、深夜の店舗運営を従業員一人ですべて行わせていたことが問題となっていたゼンショーだが、人手...
企業・経営

電子書籍は日本で普及しない!? – 山田順『出版大崩壊』

書評(残念な本)山田順『出版大崩壊』(2011)根拠のない電子書籍懐疑論 2011年に刊行の本。 前年の2010年は、「日本の電子書籍元年」になると騒がれていた。だが、日本では電子書籍の普及は遅れに遅れ、Amazon.co.jpで日本語対応...
企業・経営

電子書籍がもたらす新しい読書の形 – 佐々木俊尚『電子書籍の衝撃』

読書案内佐々木俊尚『電子書籍の衝撃』(2010)電子書籍脅威論のウソ 2010年刊行。 2009年10月にKindleが日本に初上陸し、2010年は日本の電子書籍元年になると騒がれていた頃に書かれた本で、電子書籍に対する期待が伝わってくる。...
企業・経営

電子書籍の未来

アメリカで電子書籍端末Kindleが発売され、電子書籍が話題になったのが2007年。 2年後の2009年には、日本国内でも販売が開始。だが、日本語には対応しておらず、電子書籍もアメリカのAmazonから洋書のみが購入可能だった。 Amazo...
労働・就職

これから生き残る職業は何か? – 渡邉正裕『10年後に食える仕事 食えない仕事』

読書案内渡邉正裕『10年後に食える仕事 食えない仕事』(2012)グローバル化の時代だからこそ日本人としての特性を活かす グローバル化が進展する中で、日本の労働環境はどう変化していくだろうか?すぐ2、3年先というのではなく、比較的想像しやす...
労働・就職

会社は職歴を磨くために利用するべきもの – 山崎元『会社は2年で辞めていい』

読書案内山崎元『会社は2年で辞めていい』(2007)これから働き出す若い人たちへ デフレ経済が長引いて、日本の雇用を取り巻く環境は大きく様変わりした。今では終身雇用といったことを素朴に信じる人は誰もいなくなった。会社側も社員の全人生に責任を...
事件・不祥事

自炊代行業は違法か? – 自炊代行へ差し止め判決

自炊とは? 書籍をPCやタブレット端末など電子機器で閲覧できるようにするために、書籍を裁断してスキャナーで取り込み、画像データ化すること。 自分でデータを「吸い込んで(読み取って)」、自家製電子書籍を作ることを自炊にかけて、こう呼ばれるよう...
政治

公共事業に群がる人々 その2 – 藤井聡『公共事業が日本を救う』

書評(残念な本)藤井聡『公共事業が日本を救う』(2010)民主党政権への批判本 2010年刊行の本。 2009年8月に民主党政権が誕生しているので。。。もう執筆動機がミエミエの「政治的」本。 当時、民主党政権が発足して、公共事業への予算削減...
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