【参議院選挙2019】選挙結果ざっくりまとめ

第25回参議院選挙

 7月21日、参議院選挙が行われた。

 参議院の総議席数は、245議席。前回から3議席の増。アパ首相が公約していた議員定数削減の話はどこへやら、むしろ増えてる!

 今回の選挙による改選議席数は、124議席。

 自民57議席、公明14議席で、与党は合わせて71議席。
 立憲民主17、国民民主6、共産7、社民1、維新10で、野党はその他合わせて、53議席となった。

 与党は、非改選議席70を合わせて、141議席。過半数の123議席を上回った。
改憲勢力は、与党と維新を合わせて、160議席。改憲に必要な3分の2議席は、164で、3分の2議席の維持はならなかった。

特定枠

 今回の選挙から導入された特定枠。
 今までの比例代表枠は、個人名評の得票数に応じて、上位から順に当選する「非拘束名簿式」だったが、今回から比例代表に「特定枠」が設けられ、政党が指定した名簿の優先順に当選させることができるようになった。
この特定枠を設けるか、どうかは、政党に任されている。

 「拘束名簿式」は、政党が当選の優先順位を指定するので、党本部の力が強くなる。自民党はそれを狙って、2018年公職選挙法を改正し特定枠を導入したのだろう。政党の力で政党が支持する無名候補者の擁立が行いやすくなった。

 そして、今回、この特定枠で当選し、注目を集めたのが「れいわ新選組」の舩後靖彦氏と木村英子氏。
 二人とも重度障碍者で、大型車いすでの移動と介助のための付添人が必要になる。たとえ重度障碍者であっても国政に参加できるということを示すことができた好例。
 しかし、国会には、大型車いすでの移動を可能にする設備が整っておらず、また介助のために同行する付き添いの規定もない。早急な整備が必要になる。

 「れいわ新選組」の代表、山本太郎氏は、96万票の最多得票だったが、特定枠を優先したため、自身は落選した。

既存政党への幻滅

 そして、今回の選挙の最大の目玉が、「NHKから国民を守る党」。
 なんと、比例代表枠で、党代表の立花孝志氏が当選した。NHKが、いかに国民から怒りを買っているのかが非常にはっきりする結果となった。
 公共放送としての役割を何ら果たさず、利権組織として既得権益でぶくぶくと肥え太るNHK。。。ほんと、一回潰れてしまえっ!!😡💢💢

 「NHKから国民を守る党」1議席、「れいわ新選組」2議席と新興の弱小政党が議席を獲得した。一方、社民党の凋落は著しく、1議席の獲得で、非改選合わせて、2議席となった。
 いかに既存政党に対する不信感が高まっているかを如実に表している結果だろう。

史上2番目の低投票率

 今回の選挙の投票率は、なんと!48.80%。
 半数以上の国民が棄権。。。

 国政選挙としては、過去最低だった1995年の44.52%に次ぐ低い数字。

 この国の国民は一体なにをしてるんだろう?たかだか選挙に行くぐらいの時間もないのだろうか?
 吉本の茶番劇でも見てたのかな?

 そりゃー、自民党も官僚も増税し放題。役人、政治家、経団連やらは、既得権益拡大、利権拡大、やりたい放題。何やったって選挙に勝つんだから、当然、そーうなる。いずれ不利益を被るむるのは、国民自身である。