07 Newslabo

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政治

格差問題をまるで理解しない(自称)専門家たち – 山田昌弘『希望格差社会』

書評(残念な本)山田昌弘『希望格差社会』(2004)文明批評を根拠に語る経済問題 発表当時、非常に話題となり、かなり売れた本である。しかし、内容自体は極めて粗雑で、流行語を生み出したこと以外には、ほとんど価値はない。(断言する。) 現在の日...
政治

格差問題をネタに商売にしようとする人たち – 三浦展『下流社会』

経済格差が社会問題化し、さまざまな場で議論されて注目されるようになると、必ずその話題に乗って、一儲けしようと考える人たちが現れる。今回読んだものそんな本。。。書評(残念な本)三浦展『下流社会』(2005)実態調査ではなく、意識調査 総中流化...
暮らし・生活

日本のファストフードの歴史 – History of Japanese Fast Food

日本にとってFast Foodとは何か「安い、早い、うまい」 ファストフードの三原則である。日本でファストフードが広まり始めたのは、1970年代から1980年代にかけてで、核家族化の進行や家庭における「食の外注化」の拡大と軌を一にしている。...
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暮らし・生活

戦後の食文化は豊かになったのか – 中村靖彦『コンビニ ファミレス 回転寿司』

読書案内中村靖彦『コンビニ ファミレス 回転寿司』(1998)巨大な食品産業 1996年、国内で生産された食糧原材料は12.4兆円。内訳としては、農業総産出額が10.2兆円、水産が2.2兆円。 一方、食品製造業の総産出額は、31兆円。さらに...
労働・就職

深夜営業は必要か?- すき家の報道から考える

深夜営業停止で赤字となったすき家 牛丼チェーン店「すき家」を運営するゼンショーは、2014年4月から12月期の連結決算が最終損益24億円の赤字になると発表した。日経の記事によれば、客数は2%減にとどまっているので、輸入原材料の高騰が利益率を...
企業・経営

電子書籍は日本で普及しない!? – 山田順『出版大崩壊』

書評(残念な本)山田順『出版大崩壊』(2011)根拠のない電子書籍懐疑論 2011年刊行の本。 前年の2010年は、「日本の電子書籍元年」になると騒がれていた年だ。だが、日本では電子書籍の普及は遅れに遅れ、Amazon.co.jpで日本語対...
企業・経営

電子書籍がもたらす新しい読書の形 – 佐々木俊尚『電子書籍の衝撃』

読書案内佐々木俊尚『電子書籍の衝撃』(2010)電子書籍脅威論のウソ 2010年刊行。 2009年10月にKindleが日本に初上陸し、2010年は「日本の電子書籍元年」になる、と騒がれていた時期に書かれた本で、電子書籍に対する高い期待感が...
暮らし・生活

電子書籍の未来

アメリカで電子書籍端末Kindleが発売され、電子書籍が話題になったのが2007年。 2年後の2009年には、日本国内でも販売が開始。だが、日本語には対応しておらず、電子書籍もアメリカのAmazonから洋書のみが購入可能だった。 Amazo...
事件・不祥事

自炊は違法? – 自炊代行へ差し止め判決

自炊代行業をめぐる裁判本の自炊とは?「本の自炊(じすい)」とは、自分が所有する紙の本をデジタル化する行為を指す日本の俗語。 Smart Phoneの流行によって、電子書籍に対する関心が高まっている。特に、2010年に発売されたiPadは、電...
暮らし・生活

自炊ってなに? – 手持ちの本を電子化する方法

自炊とは? 「本の自炊(じすい)」とは、自分が所有する紙の本をデジタル化する行為を指す日本の俗語。 2010年頃から書籍を裁断して画像データとしてPCに取り込み電子化する「自炊」が流行し始めた。この流行のきっかけとなったのはiPadの販売だ...
労働・就職

これから生き残る職業は何か? – 渡邉正裕『10年後に食える仕事 食えない仕事』

読書案内渡邉正裕『10年後に食える仕事 食えない仕事』(2012)グローバル化の時代だからこそ日本人としての特性を活かす グローバル化が進展する中で、日本の労働環境はどう変化していくだろうか? すぐ2、3年先というのではなく、比較的想像しや...
労働・就職

会社は職歴を磨くために利用するべきもの – 山崎元『会社は2年で辞めていい』

読書案内山崎元『会社は2年で辞めていい』(2007)これから働き出す若い人たちへ デフレ経済の長期化により、日本の雇用を取り巻く環境は大きく変化した。現在では、終身雇用を素朴に信じる人はほとんどいない。企業側も、社員の人生すべてに責任を持つ...
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