07 Newslabo

広告
政治

繰り返される右翼テロ – 河野博子『アメリカの原理主義』

読書案内河野博子『アメリカの原理主義』(2006)極右テロの頻発 2006年刊行。第二次ブッシュ政権下で、泥沼化するイラク戦争を主導した右派勢力とそれを支持する国民世論の右傾化を取材した本。 80年代末から90年代にかけて、アメリカでは極右...
労働・就職

【悲報】2008年リーマンショック以降の雇用環境 – 門倉貴史『大失業時代』

読書案内門倉貴史『大失業時代』(2009) 2009年刊行。 また古い本だが、あえて取り上げてみたい。 2008年9月のリーマンショック以降の世界的な需要後退の中で、雇用環境が悪化していく状況を、様々な統計データを示しながら解説している。 ...
労働・就職

働く貧困層の増大した2000年代初頭を振り返る – 門倉貴史『ワーキングプア』

読書案内門倉貴史『ワーキングプア』(2006) 2006年発行でだいぶ古い本であるが、あえて取り上げてみたい。 今見ても当時の「数字」がいかに異常であるかということがよく分かる。10年以上もの間この問題が放置され続けていること、現在、状況は...
広告
言葉・表現

タコツボ化する日本語からの脱却を目指して – 加賀野井秀一『日本語を叱る!』

加賀野井秀一『日本語を叱る!』(2006)タコツボ化する日本語 2006年刊行。 前作『日本語の復権』と同じく、「甘やかされた日本語」に喝を入れ、日本語の表現能力を鍛え直そうというもの。前作よりも読みやすく、論旨も掴みやすくなった。 日本人...
言葉・表現

表現力が衰退し、形骸化する日本語 – 加賀野井秀一『日本語の復権』

加賀野井秀一『日本語の復権』(1999)中身のない言葉が溢れる日本語 1999年刊行。 日本語から見る日本人論。 今の日本には空疎で中身のない言葉が溢れている―― 紋切り型で形式的な挨拶文、コンビニなどのマニュアル敬語、街中で無闇やたらと流...
歴史・文化

相互理解は可能か? – 大島直政『イスラムからの発想』

読書案内大島直政『イスラムからの発想』(1981) 一般のイスラム教徒には、異教徒と理解し合おうという思想はない、ということを心得ておかねばならない――― 異文化間での相互理解の基本は、「お互いを理解できないということを理解する」という点か...
政治

中東の政治的空白が生んだ怪物 – 池内恵『イスラーム国の衝撃』

読書案内池内恵『イスラーム国の衝撃』(2015) 独裁政権の暴力に頼っている限りは、過激派の発生は止まず、かといって過激派の抑制には、独裁政権を必要とする。このジレンマにアラブ世界は、疲れ切っている。 2014年に突如として現れ、中東情勢を...
政治

ネトウヨとは? – その歴史と正体

ネット右翼とは何か?ネットの黎明期から存在し、差別的、排外的な言説を繰り返す人々―――ネトウヨの今日までの流れをネット言論が登場する以前の90年代後半の保守言論まで遡ってまとめてみたい。保守思想の興隆(90年代後半) 90年代後半、「新しい...
政治

統計から見るネトウヨの実態 – 古谷経衡『若者は本当に右傾化しているのか』

読書案内古谷経衡『若者は本当に右傾化しているのか』(2014)統計から見る若者の右傾化 13年末に公開された『永遠の0』のヒットや14年2月の都知事選で田母神候補が20代有権者の24%の得票率を獲得したことなどから、近年、若者の右傾化論が取...
政治

矮小化された保守思想の末路 – 安田浩一『ネットと愛国』

読書案内安田浩一『ネットと愛国』(2012)「あの人たちだって、楽しくてしかたないって人生を送ってるわけじゃないんだろ?そりゃあ腹も立つけど、なんだか痛々しくて、少なくとも幸せそうに見えないなあ」 在特会という過激なレイシスト集団がネット上...
政治

中国の市民社会化はなぜ失敗したのか? – 転換点の2001年を振り返る

2001年、中国の世界貿易機関WTOへの加盟 1978年、鄧小平指揮の下、改革開放を実施し、市場経済を導入した中国。以来、急速な経済発展を進めて、世界の工場としての役割を果たしてきた。 そして、2001年12月、中国は世界貿易機関WTOに加...
経済

異質な中国市場 – 門倉貴史『中国経済の正体』

(上海の高層ビル群)読書案内門倉貴史『中国経済の正体』(2010)リーマンショック後も堅調な中国経済 2010年刊行。 中国がGDPで日本を抜く直前の経済状況を解説している。 2008年のリーマンショック後、世界で信用縮小が進むなか、中国金...
タイトルとURLをコピーしました