Huluが日本上陸
ネット上のStreaming再生で、番組を放送することがまだ一般的でなかった頃、海外のドラマを視聴する主な方法は、レンタルビデオ店に行ってDVDを借りてくることだった。
なのでHuluが日本に参入してきたときは、驚喜した!
だいたいDVD借りてくるっていうのが、非常に手間で、ドラマのように、続きが長いものは、借りに行くのがめんどくさくなってしまって、途中で挫折してしまうのが常だった。そこで早速Huluに加入した私。
しかし、Huluに加入してしばらくしたころから、なぜか少しずつ違和感を覚えるようになった。何か期待していたものと違う。。。そう、私がHuluに加入したのは、海外ドラマと洋画の配信を期待していたからだ。。。
それが2014年ぐらいだったか、邦画と日本のドラマの配信ばかりが強化されるようになっていた。もう日本の番組しか配信しない気じゃないのかと疑わせるくらいの強化っぷりだ。
HuluのHome画面を見ると、全体の4分の3程度が邦画や日本のアニメ、ドラマ、バラエティー番組で埋めつくされている。端のほうに申し訳程度に海外ドラマがあるだけで、洋画などほとんどない。なんなんだこれ。
不思議に思っていた時に見つけた記事がこれ↓
日本テレビがHuluの日本市場向け事業を今春に承継、SVOD 事業に参入へ
日本テレビ放送網は2014年2月28日、米Hulu LLCと同社の日本市場向け事業を承継することに合意したと発表した。日本テレビは2014年春の事業の譲渡を受け、SVOD(Subscription Video On Demand:定額制動画配信)事業に参入する。
日本テレビは、Hulu LLCが会社分割により設立した新会社を子会社化することで事業を承継する。新会社は米Hulu LLCから「Hulu」のブランドやテクノロジーに関するライセンスを受け、日本における事業を継続する。
「Hulu」は今後、ハリウッドや日本の映画・ドラマ・アニメなど、既存の各ジャンルをさらに強化する。また日本テレビの番組の「Hulu」向け限定コンテンツの配信などによって作品ラインアップを充実させ、事業拡大を目指す。
なんとHuluの日本事業が日テレに買収され、完全子会社化されていたのだっ!
Huluにわざわざ入るような人は、日本のテレビ番組に興味のない人が多いのではないかと個人的には思っていた。
日本のテレビ番組が好きな人は、はじめからテレビを見ればいいわけで、わざわざ月額制の契約を結ぶとは考えにくい。スマートフォンやタブレット端末で日本の番組を見たい人なら、当時、「Gyao!」やdocomoが配信している「dビデオ」などに入っていた。そーいう人たちにとって、海外ドラマを中心に配信しているHuluは選択外だった。
それがここに来て日テレによる完全子会社化、日本の番組の配信強化となった。もともと海外ドラマを好む層は限られているので加入者数が頭打ちだったのだろう。日本における定額制動画配信事業(SVOD事業)では、Huluが最も加入者が少ないと言われていた(正式な加入者数は未公開)。日テレに事業売却することで加入者の層を広げる狙いなのだろう。
しかし、これではその他のSVOD事業との差がなくなり、「海外ドラマのHulu」という独自色は失われることになる。SVOD事業は通信キャリアが圧倒的に有利と言われている中で、独自色のないHuluに加入者拡大の機会が果たしてあるのだろうか。なによりも海外ドラマと洋画を期待している既存の加入者をも逃すことにならないか。
90年代の「とれんでぃーどらま」やら「たれんと」が騒ぐだけの「ばらえてぃー番組」で埋め尽くされてるHuluなど見たくもない。萌え要素ばかりでオタクに媚びただけのアニメにもうんざりする。ましてや日テレに金を払うのかと思うと非常に腹が立つ(怒)
はぁ。。。洋画と海外ドラマをstreamingで見るのによいsiteって他にないのだろうか?。。。ずっと、そう思っていた。
Netflix日本参入!
そこに翌年2015年9月、アメリカ最大手のNetflixが日本に参入し、AmazonもSVOD事業を開始した。
海外事業者の参入が本格化し、事業者間の競争が一層激しくなった。
これで、くだらない日本の番組ばかりの配信とは、おさらばだ!!期待に胸が膨らんだ。
で。現在。。。
そして、現在
NetflixもAmazonも、日本の番組ばかりになった。。。
。。。
なんで!?
なんでこーなるの?そもそも、Amazonの「ばちぇらぁじゃぱん」って、あれ何よ?
なんで、Amazon独占配信で、よしもとなんか見なきゃいけなんだよっ!!!