100年前の東京の姿―――
皆さんは、100年前の東京というと、どんな光景を思い浮かべますか?
今からおよそ100年前の東京の姿を映した動画が話題になっています。現代の映像技術で、映像と音声を修正していて、非常に鮮明な画像になっています。
動画は、1913年(大正2年)と1915年(大正4年)の映像で、浅草や上野など、東京の繁華街を中心に写したものです。
大正2年といえば、1901年に建設された八幡製鉄所をきっかけに、日本においても重工業と資本主義が急速に発達した頃で、庶民が台頭して、民主主義への欲求が高まりつつあった時代です。護憲運動によって桂内閣が倒れた年でもあります。
この映像からは、台頭しつつある庶民の活気ある姿が窺えます。当時がしのばれる非常に貴重な映像ですね。