名付け – その絶望的な日本の感性。。。#2

日本の絶望的な命名 #2

『高輪ゲートウェイ駅』

 言わずと知れた日本を代表するクッソダサい駅名。

 2020年の東京オリンピック開催に向けて、急遽建設の決まった駅。山手線の新駅ということもあり一般の関心も高く、JR東日本は、駅名を公募によって決めると発表。

 2018年6月にJR東日本が行った駅名の公募では6万件以上の応募があった。
 投票結果は。。。
1位「高輪」 8,398票
2位「芝浦」 4,265票
3位「芝浜」 3,497票
4位「新品川」 2422票
4位「泉岳寺」 2422票(同数同位)

 で。

 駅名は、「高輪ゲートウェイ駅」に決定!!🎉🎉🎊🎊
 ちなみに「高輪ゲートウェイ」の得票数は36票で130位であった。


 どんだけ国民をバカにしてるんだ。。。
 この八百長投票に対して、JR東日本は、命名理由を次のように説明している。

JR東日本は「古来より街道が通じ江戸の玄関口「高輪大木戸」(Gateway) として賑わいをみせた地であり、歴史を受け継ぎ今後も交流拠点としての機能を担うことで、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点として、街全体の発展につながるようにとの願いを込めて選定した」とコメントしている。

Wikipedia

 げーとうぇいを「玄関口」の意味だと思っているらしい。

 しかし、gatewayの意味を英英辞典で調べてみると。。。

1 [countable] the opening in a fence, wall etc that can be closed by a gate

Longman Dictionary of Contemporary English

 よーするに「関門」のことだ。具体的には「関所」を意味する。
 ちなみに江戸時代の「高輪大木戸」は、関所である。

 環状線に乗ってたら、突然「関所」が出てくるのだ。さぞ海外の人々は驚いたことだろう。
 こんなバカな駅名を東京オリンピックに向けて世界に宣伝しようとしていたのだ。もう東京オリンピックは世界の恥だ。さっさと中止しよう。 

 日本の絶望的な感性は、駅名だけに留まらない。
 JR東日本は、たかなわげーとうぇい駅周辺を「グローバルゲートウェイ品川」と名付けて再開発を行っている。

 よーは、再開発地域での自社利益確保のために、その宣伝として駅名を利用したかっただけ。

 それにしても「グローバルゲートウェイ」はさらに意味が分からん。きっと昭和オジサンたちは、「世界の玄関口」ぐらいの意味に思っているのだろう。

 英語の意味は、「世界規模の関所」だ。巨大な税関でも作ってるのだろうか。

 そもそも、高輪げーとうぇいにしろ、ぐろーばるげーとうぇい品川にしろ、一体どこに対する「gate」なんだ??

 山手線は環状線だし、品川周辺なんか、なんもない「どん詰まり」じゃねーか。

 「高輪どん詰まり駅」「ぐろーばるどん詰まり品川」の方がよっぽどお似合いだろ。頼むから、この幼稚な中学生英語の地名を世界に宣伝することだけはやめてくれ。