- 2016-06-28
年功序列という既得権益 – 城繁幸『若者はなぜ3年で辞めるのか?』
読書案内 城繁幸『若者はなぜ3年で辞めるのか?』(2006) 世界でも極めて特異な日本の企業体質 新規大卒入社で3年以内に会社を辞める社員の割合は、厚生省の発表では2000年度で36.5%、1992 […]
読書案内 城繁幸『若者はなぜ3年で辞めるのか?』(2006) 世界でも極めて特異な日本の企業体質 新規大卒入社で3年以内に会社を辞める社員の割合は、厚生省の発表では2000年度で36.5%、1992 […]
日本企業の人事考課は、職能給に基づいた年功序列を特徴としてきた。どうして、日本では、このような制度が一般化したのか?今回は、それを考える第二回目。 【前回記事】 職能給はなぜ広まったのか 日本の高 […]
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年功序列とは 年功序列は、終身雇用と並び、日本型雇用の典型的な制度と言われ、大企業や特に官公庁で多く採用されている人事制度だ。だが、勤続年数を人事評価において最優先する人事慣行として広く捉えれば、中 […]
書評(辛口増量) 大沢仁・石渡嶺司『就活のバカヤロー 企業・大学・学生が演じる茶番劇』(2008) 狐と狸の化かし合い 企業は職業経験のない学生を評価しようとするから、学歴しか判断材料がなくなる。学 […]
日本の就活という制度は明らかに、画一的な働き方しか許さない日本の労働環境を作る大きな要因の一つだ。時代の変化に合わず多様な働き方を制限する要因になっているにもかかわらず、就活のあり方は百年一日でまる […]
由緒正しきシューカツ 日本にはシューカツと呼ばれる古来よりの伝統行事がある。数え年にして22の若者が沐浴して、男は髭をきれいに剃り、女は髪を整え、身を清める。そして、男女ともに全身黒の伝統装束を身に […]
読書案内 門倉貴史『大失業時代』(2009) 2009年刊行。 また古い本だが、あえて取り上げてみたい。 2008年9月のリーマンショック以降の世界的な需要後退の中で、雇用環境が悪化していく状況を […]
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読書案内 門倉貴史『ワーキングプア』(2006) 2006年発行でだいぶ古い本であるが、あえて取り上げてみたい。 今見ても当時の「数字」がいかに異常であるかということがよく分かる。10年以上もの間こ […]
書評(残念な本) 竹内裕『日本の賃金』 (2008) 「企業の正社員」という枠の中での議論 90年代半ば以降、国際競争の激化に伴って、日本企業の収益は悪化し、各企業は賃金体系の見直しを迫られるように […]
深夜営業は必要か? 牛丼チェーン店すき屋を運営するゼンショーが、2014年4月から12月期の連結決算が最終損益24億円の赤字になると発表した。昨年から、深夜の店舗運営を従業員一人ですべて行わせていた […]
読書案内 渡邉正裕『10年後に食える仕事 食えない仕事』(2012) グローバル化の時代だからこそ日本人としての特性を活かす グローバル化が進展する中で、日本の労働環境はどう変化していくだろうか?す […]
読書案内 山崎元『会社は2年で辞めていい』(2007) これから働き出す若い人たちへ デフレ経済が長引いて、日本の雇用を取り巻く環境は大きく様変わりした。今では終身雇用といったことを素朴に信じる人は […]