07 Newslabo

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科学・技術

クオリアとは何か? ― 意識の謎に迫る

クオリアってなに? クオリアとは、私たちが心の中で感じ取ることができる質感や感覚のことを指します。たとえば、赤い花を見たときの「赤さ」や、美しい音楽を聴いたときの「響きの感じ」など、直接的に経験される心の中の質的な体験です。こうした体験が、...
科学・技術

脳は変わり続ける——カナリアの歌が教えてくれた神経新生の真実

カナリアの歌から カナリアは、毎年春になると新しい歌を歌うという。 多くの鳥は、一度覚えた鳴き方を一生変えることがない。しかし、カナリアは例外であり、春になるたびに新たな歌を覚え直す。 カナリアの歌は毎年変わり、前年と同じ歌を繰り返すことは...
経済

ケインズとハイエク——永遠に終わらない対立

ケインズとハイエクの対立の理由 ケインズ(ジョン・メイナード・ケインズ)とハイエク(フリードリヒ・ハイエク)は20世紀の経済学における二大巨頭であり、特に経済政策や政府の役割に関する考え方で大きく対立した。1. 政府の役割に対する考え方の違...
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経済

インフレターゲットとは?

インフレ政策目標(インフレターゲット / Inflation Targeting)とは、政府や中央銀行が金融政策によって通貨供給量や市場の流動性を調整し、物価上昇率(インフレ率)をおおむね2%前後の範囲に維持することで、安定的かつ緩やかなイ...
経済

デフレ脱却のために何が必要か? – 岩田規久男『デフレと超円高』

読書案内岩田規久男『デフレと超円高』(2011)「失われた20年」の理由 日本は1991年のバブル崩壊以降、2009年までの平均成長率が0.7%、失業率が5%台と、長期にわたる経済停滞が続いた。しかしこの間、為替相場は円高・ドル安の傾向を維...
経済

デフレ / インフレは、貨幣的現象 !? – マネタリズムとは?

マネタリズム(Monetarism)とは? マネタリズムとは、経済全体の総需要(有効需要)を決定する最も重要な要因は貨幣供給量であるとする経済理論である。この理論においては、中央銀行による貨幣の供給量や流動性の調整(金融政策)によって、物価...
経済

為替レートは、何によって決まるのか? – 外国為替相場を動かす要因

為替レートを決める要因とは? 現金を使わず、金融機関を通じて資金のやり取りを行う仕組みを「為替」といいます。特に、国外との取引において異なる通貨を交換する場合は「外国為替(外為)」と呼ばれます。外国為替市場では、通貨と通貨の交換比率である「...
歴史・文化

ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』に潜む西欧中心主義──正当化される歴史の構図

読書案内ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』(1997)環境決定論の罠──ジャレド・ダイアモンドと西欧文明の自己正当化 ジャレド・ダイアモンドは、環境要因を軸に人類史を読み解く壮大な構想を本書で展開している。しかしその歴史観には、深刻な...
歴史・文化

ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』を読み解く:人類史を地理から再構築する試み

読書案内ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』(1997)壮大な人類史への試み 本書『銃・病原菌・鉄』の原著は1997年に刊行。現在では20年以上前の著作となる。邦訳は文庫版で上下巻に分かれている。 さすがに刊行から時間が経過しており、現...
政治

リベラリズムのジレンマ – 佐伯啓思『自由とは何か』

読書案内佐伯啓思『自由とは何か』(2004)「自由」を問い直す 2004年刊行。 「自由」という身近でありふれた概念をその思想的な根拠から問い直している。今の日本であまりにも当然のものになりすぎて、切実感の失われた自由というものに対して、そ...
経済

税逃れする富裕層 – 山田順『資産フライト 「増税日本」から脱出する方法』

書評(残念な本)山田順『資産フライト 「増税日本」から脱出する方法』(2011)資本逃避のためのあの手この手 2011年刊行。 富裕層から老後資金に余裕のある一般の人まで、資産を海外に移す動きが加速している。 資本逃避は、2009年の民主党...
投資・市況

ウォール街の悪夢 – 暴走する投機的金融

読書案内神谷秀樹『強欲資本主義 ウォール街の自爆』(2008)実業を超えて肥大化する金融部門 2008年刊行。 リーマンショック後の金融危機を受けて出版された一冊。 アメリカやイギリスなどでは、1970年代末から1980年代にかけて(レーガ...
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