07 Newslabo

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政治

やっぱり良く分からない中国 – 橋爪大三郎・大澤真幸・宮台真司『おどろきの中国』

読書案内橋爪大三郎・大澤真幸・宮台真司『おどろきの中国』(2013)そもそも「中国」ってなに? 2013年刊行。著名な社会学者三人による鼎談。 前半は、社会学者らしく、ヴェーバー流の比較社会学的な見地から、中国社会の特徴を描いている。 社会...
科学・技術

アハ‼とか言っている前に。。。 – 茂木健一郎『クオリア入門』

読書案内茂木健一郎『クオリア入門』(2006)クオリアとは何か?私たちの心の中のすべての表象は、クオリアという単位からできている。 クオリアとは心の中で感じ取ることのできる質感のことだ。心の中で感じ取っている直接的な経験と言い換えてもいい。...
科学・技術

脳の可塑性とは? – 生田哲『よみがえる脳』

読書案内生田哲『よみがえる脳』(2010)カナリアの歌から カナリアは、毎年春になると新しい歌を歌うそうだ。 その他のほとんどの鳥は、その鳴き方を一生を通じて変化させない。しかし、カナリアだけは、毎年春に新たに歌を覚え直すらしい。 カナリア...
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経済

インフレターゲットとは?

インフレ政策目標(インフレターゲット Inflation Targeting)とは、政府や中央銀行による通貨政策によって、通貨供給量と流動性を調整し、物価上昇率(インフレ率)を2%前後の一定の範囲内に収め、緩やかなインフレへと誘導するマクロ...
経済

デフレ脱却のために何が必要か? – 岩田規久男『デフレと超円高』

読書案内岩田規久男『デフレと超円高』(2011) 日本は1991年のバブル崩壊以降、2009年までの平均成長率が0.7%、失業率が5%台と、長期経済停滞を続けた。しかし、この間、為替相場は円高ドル安傾向を維持し、さらに何度かの超円高ドル安ま...
経済

デフレ / インフレは、貨幣的現象 !? – マネタリズムとは?

マネタリズム (Monetarism) とは? 貨幣供給量が総需要を決める最も主要な要因であるとする考え方をマネタリズムという。そのためマネタリズムでは、通貨の数量や流動性を調整する通貨政策によって、物価の上昇率を安定化させることができると...
経済

為替レートは、何によって決まるのか? – 外国為替相場を動かす要因

為替レートを決める要因とは? 現金を使わずに金融機関を通じて決済を行う仕組みを為替という。国外との取引で国際金融を通じて行う場合は外国為替と言い、異なる通貨の交換を伴うことになる。この外国為替市場では、異なる通貨間の交換比率(為替レート)が...
歴史・文化

人種的観点を乗り越えた人類史は可能か? – ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』

読書案内ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』(1997)歴史に見え隠れする自己正当化 環境要因説に基づいた壮大な人類史を展開した著者だが、この歴史観には一つの問題が指摘されている。帝国主義による世界の植民地化、奴隷貿易、原住民の虐殺など...
歴史・文化

人類の発展を決定づけたもの – ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』内容まとめ

読書案内ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』(1997)人類史という試み 原書は、1997年の刊行で20年近く前のもの。 訳書は、文庫版で上下二巻。 さすがに20年以上前の著作となると、現在の研究成果からは否定されているような説も部分的...
政治

リベラリズムのジレンマ – 佐伯啓思『自由とは何か』

読書案内佐伯啓思『自由とは何か』(2004) 2004年刊行。 自由という身近でありふれた概念をその思想的な根拠から問い直している。今の日本であまりにも当然のものになりすぎて、切実感の失われた自由というものに対して、いかにその意味を問い直す...
経済

税逃れする富裕層 – 山田順『資産フライト 「増税日本」から脱出する方法』

書評(残念な本)山田順『資産フライト 「増税日本」から脱出する方法』(2011)資本逃避のためのあの手この手 2011年刊行。 富裕層から老後資金に余裕のある一般の人まで、資産を海外に移す動きが加速している。 資本逃避は、2009年の民主党...
投資・市況

ウォール街の悪夢 – 暴走する投機的金融

読書案内神谷秀樹『強欲資本主義 ウォール街の自爆』(2008)実業を超えて肥大化する金融部門 2008年刊行。リーマンショックを受けて出版された本。 2007年前後から投資銀行家によるPEファンド(Private Equity Fund)が...
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