深層学習（Deep Learning）とは？
特報!!
2016年3月、Googleの子会社が開発した囲碁ソフトAlpha-Goが世界王者の韓国人棋士に勝利。
1997年にチェスでAIが勝利して、それからおおよそ20年……最後の砦って言われていた囲碁もついにAIに負けた。。。
今回使用されたのは、深層学習（Deep Learning）という技術だ。
この深層学習の最大の特徴は、AIが自ら学習を重ねることにある。従来のように、すべての手を総当たり的に計算し、その中から最適解を選ぶのではない。代わりに、大量の対局をシミュレーション（模擬対戦）し、その中から「勝ちやすいパターン（類型）」を学んでいく、という方法を取っている……らしい。
従来のように、毎回すべての手を計算する方法に比べ、処理は格段に高速化された。また、勝ち筋のパターンを学習する過程で精度が向上し、これまで誰も思いつかなかったような新しい手筋をAIが生み出すことすら可能になった……らしい。
AI技術の未来は…
深層学習はまだ比較的新しい技術だ。専門外の人にも分かりやすく解説された記事はまだ少なく、自分のような素人には、なかなか理解が追いつかない。
さらに、AI技術を正確に理解している記者が少ないせいか、読者を無闇に不安にさせるような記事も多く見受けられる。
そんな中で、興味深かったのが日経新聞（日経BP IT Pro）に掲載されたある記事だ。
この記事は、深層学習の技術的な特徴について簡潔に触れているが、よく読むと驚くようなことが書かれている。まるでAIが人類の叡智を超えてしまったかのようにも思える。
「AlphaGoのソフトウェアには、囲碁のルールすら明示的には組み込まれていない。」
「AlphaGoは明らかな悪手を繰り返した末に敗北したが、その原因はDeepMindの開発メンバーにも分からなかった。」
「アルゴリズムは、人間にとってブラックボックスになっている。」
「高度に訓練されたAIは、結果的に正しい判断であっても、人間にはまったく理解できない行動をとる場合がある。」
えっ、開発した本人たちですら分かっていない……だと？
AIがどういう思考過程を経ているのか、もう誰にも説明できないというのか？
「正しいけれど人間には理解できない答え」って、一体何なんだ？
もはや「人類は敵だ！」みたいな感じ？どこのターミネーターだよ。
「Deep Learning」は、専門家の間では、AIの土台設計に関わる革命的な技術で、50年来の突破口を開いたと評価されている。
医療や自動運転などさまざまな分野での応用が期待されている。
だが。。。
世間の記事を見る限り、Deep Learningとは一種の「人類の知を超える何か」なのかもしれない———
……などと、人類の終わりが来たような調子で書いてる。。。
AIが自我に目覚めるのも時間の問題かもしれない。。。
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