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「お疲れさま」の汎用性について

言葉・表現
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「お疲れさま」とは

 「お疲れさま(おつかれさま)」は、日本語で非常に広く使われるあいさつ表現で、その汎用性の高さにおいて知られる。

 具体的には以下のような意味と使い方がある。

意味

 「お疲れさま」は、相手の努力や労力をねぎらう言葉
 相手の費した労力に対して、それに謝意を伝えるもの。「あなたはよく頑張った」「お仕事大変だったでしょう、ありがとう」といった気持ちを表す。

主な使い方

1.仕事の終わりに
職場で仕事を終えた際に:
「今日も一日お疲れさまでした!」

2.仕事や作業の途中で
相手が何か作業を終えた時や、まだ作業中でも、その努力に対して:
「資料作成、お疲れさまです。」
「移動、大変だったね。お疲れさま。」

3.文書、手紙(メールやチャット等を含む)において
冒頭の挨拶として:
「お疲れさまです。〇〇の件ですが…」

4.一日の挨拶として
「お疲れさまです。今日もよろしくお願いします。」

汎用性の高さについて

 一般的な用法として、1から4までを挙げてみた。この用法を見て分かるように、

 仕事の際に挨拶が必要な場面の全てを網羅している。

 日本の職場においては、「お疲れさま」の一言があれば、全て事足りてしまう。

 すでに、職場以外での使用例も広く見られるようになり、その使用範囲は拡大の一途を辿っている。

  • お疲れさま(Neutral)
  • お疲れさまです(Official)
  • おつかれ(Casual)

 この前、高校生の集団が、「おつかれ〜。またねー」と言っているのを聞いた。
 この傾向は、一部ではあるが、さらに先鋭化している。

  • おつ〜(Super Casual)
  • お。(LineなどSNS上にて)(ホントにこういう使われ方してるのを見たことがある)

 そして、ネット上では、意味や用法が拡大され使用される現象も確認できる。

  • おつ。(文脈次第でどうとでも取れる)
  • 乙。(煽り、嘲笑として)

 近いうちに日本の挨拶表現は、「お疲れ」で統一されることだろう。

  • お疲れさま(おはよう/こんにちは/こんばんは)
  • お疲れさま(さようなら)
  • お疲れさま(いただきます/ごちそうさま)
  • お疲れさま(ごめんなさい/すみません)
  • お疲れさま(はじめまして)
  • お疲れさま(よろしく)
  • お疲れさま(ありがとう)
  • お疲れさま(どういたしまして)
  • お疲れさま(おい、コラ)
  • お疲れさま(なにやってんだ、テメー)
  • お疲れさま(ふざけんなよ)


 ここまで読んでくれて、どうもお疲れ。

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