小田急線、悲願の複々線化完成 – 混雑はホントに解消される?!

【朗報】
・小田急線の複々線化工事が完了し、2018年3月から新ダイヤによる運行が始まる。
・混雑率が首都圏ワースト3位の192%から150%程度まで緩和される見通し。

 小田急が、複々線工事が完了したことを大々的に宣伝しているので、てっきり全区間で複々線が完成したのかと思ってしまった。

 どーやら違うらしい。(さすがに全区間はムリか。。。)

 今回完成した区間は、東北沢から世田谷代田までの1.6 km。

 えぇぇ、たったこれだけ?

 まぁ、でも、これで以前の完成分を含めて、複々線区間が代々木上原~登戸区間の約11kmになる。

 う~ん、それでも11 kmかぁ。。。本当にこれで混雑は解消されるのだろうか?

 混雑率は、192%から160%程度に解消される見込み。これも、う~ん、微妙な数字だな。。。ちなみに、1975年の混雑率は、229%!(なんちゅー数字だっ!)

2018年よりダイヤ改正

 複々線化工事完了に伴い、ダイヤも大幅改正される。
 朝の混雑時は、上り列車を1時間当たり27本から36本へと大幅増発。
 町田から新宿までの所要時間は、12分短縮されて、37分になる。

 これは、スゴイ!

 そして、新たに快速急行の停車駅として登戸を追加。

って、増えるんかいっ!!

 通勤特急ロマンスカーは増発し、名称も「モーニングウェイ号」「メトロモーニングウェイ号」へ変更。(なんだこのウェ~イ、ウェ~イって名称は。。。)

 「快速急行」「急行」「準急」「各駅」に加えて、「通勤急行」「通勤準急」を新たに創設。ますます初見殺しの複雑な路線に!

 ともかく、経堂は、止まるのか、止まらないのか、はっきりしてくれ!ついでに、町田は東京なのか神奈川なのかはっきりしてくれ。座間は、変なことで有名になって可哀想だ。

混雑の解消に向けて

 複々線化構想から50年、着工から30年。。。いろいろと不満を挙げればきりがないが、複々線化を進めていること自体は素晴らしい。
 用地買収や地域住民の反対など、さまざまな困難があるなか、私鉄が独自に進める改良工事としては、非常に大きな成果だと言えるだろう。

 できれば、新宿~本厚木区間ぐらいまで複々線化できないのかな?

 あと、開かずの踏切もどうにかしてください、小田急さん!