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ダイエットも英会話も、あなたが成功しない理由 – 挫折産業とは?

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似ている?ダイエットと英会話

 ダイエットと英会話は非常に似ているらしい。確かに、そう言われるとそうかもしれない。

 誰もが一度は挑戦する。
 でも、大抵は長続きせずに挫折。
 大した成果も出ないまま、フェードアウト。

 で、しばらく経つとまた始める。

 そして、また振り出しに戻る──
 (以下、無限ループ)

 ……これ、自分にも心当たりあるな。。。
 ダイエットも英会話も、数カ月おきに思い出したように繰り返してる。

 こういう人、実は少なくないらしい。
 そして、そういう人たちこそが英会話業界やダイエット業界から見れば、ありがた〜い「安定した顧客層」だそうな。

 つまりこれ、

 完全にカモじゃねぇかっ!!🦆

 なんでも、こういう「失敗→再挑戦→失敗→再挑戦」を繰り返す人をターゲットにして、安定した需要を見込む業界のことを──

 挫折産業
 って言うらしい。

 ダイエットに失敗してもまた始める。
 英会話に挫折してもまたやり直す。
 そういう人たちがいる限り、市場は回り続ける。
 なんとも都合のいい、永遠のリピーター。

 この言葉、どこかの経済誌で見かけたんだけど、
 ほんと、業界人が考えそうなネーミングだ……。

挫折産業の市場分析

 企業側はこの「挫折市場」をこんなふうに分析している。

  • 参入のハードルが低く、気軽に始められる。
  • でも成果を出すには、地道で長期的な努力が必要。
  • その努力を続けるだけの動機づけが、ほとんどの人にはない。
  • しかも、実用的な理由というより、「コンプレックス」から始める人が多い。

 つまり:

 始めやすいけど、続けにくい。
 しかも劣等感ベースで始めるから、やめてもまた気になって戻ってくる。

 で、企業はそこを見逃さない。彼らの戦略はこうだ。

  • 「気軽に始められる!」を全面にアピール。
  • 「努力不要!」と主張。あたかも続けなくても成果が出るかのように見せる。
  • コンプレックスをさりげなく刺激。
  • 定期的に「全く新しい」やり方を投入して、挫折した人を再び引き戻す。

英会話教材の世界

 ということで、英会話教材にはこういう商品が並ぶ。

  • 「聞き流すだけで、英語が口からポロッと出るように!」(体験者談)

→いやいやいや!そんなら日本中の洋画&洋楽好き、みんなペラペラになっとるわ!!

  • 「子供が言葉を覚えるように、自然に英語が身につく!」

→大人には言語習得の臨界期は過ぎてるんだよ!「自然に」なんて夢見てんじゃねぇ!

  • 「英語をシャワーのように浴びよう!」

→…………シャワーって何。。。?

  • 「英語は逆から学べ!」

→それ、ただの奇をてらったマーケティングじゃん!!

  • 「右脳で学ぶ英会話!」

→どうやって右脳だけ使うんだよ!お前は使い分けできるのか!大体、中身、他の教材と大して変わんねーじゃねーかっ!

  • 「これからのグローバル時代には英語が必要!」
     「英語でキャリアアップ!」

→必要な人が必要なときに学べばええやろ!必要ない人まで煽るなや!!

  • 「速読・速聴・シャドーイング・音読・脳活性化!」

→名前はそれっぽいけど、結局どれも基本は一緒なんだよっ!!

 ハァハァ……(鼻息)

 ※なお、これは決して私の個人的ルサンチマンではございません。

ダイエットも似たようなもん

 ダイエット産業も基本、同じ。

  • 「飲むだけで脂肪が燃える!脂肪燃焼サプリ」

 →飲むだけで脂肪が燃えるなら、運動いらんわ!毎日コーラ飲んでゴロゴロしてる人たちがみんな細マッチョになってるはずだろ!!

  • 「寝てる間に痩せるナイトスリムウェア!」

 →いやそれ、痩せるんじゃなくて汗かいて水分出てるだけだわ!起きたら水飲んで元通りじゃねーか!!

  • 「1週間で−5kg!ファスティングプログラム」

 →確かに減るよ、水分と筋肉が。肝心の脂肪は大して減ってねーんだよ!そのあと普通に食べたら秒速でリバウンドじゃ!!!

  • 「〇〇だけダイエット(りんご、ヨーグルト、スープ、バナナ etc)」

 →それただの栄養失調への近道だから!一時的に体重減るけど、筋肉ゴリゴリ落ちて、代謝も爆下がりやぞ!!

  • 「着るだけで痩せる!燃焼系レギンス」

 →布にそんな力があるかっ!どんな異次元理論だ!

挫折産業のビジネス戦略

 始める人の間口は最大限広くする。そして、地道な努力は、あたかも必要ないかのように謳う。あくまで「おしゃれ」で「気軽」に。
 そして、ここがもっとも肝心だが、

 成功者をあまり出してはいけない。

 成功者が増えたら需要が縮小する。
 だから、挫折者が多い方がビジネス的にはおいしい。
 結果、こうした業界は安定的に成長していく……らしい。

 いやほんと、感心するよ……ある意味。

挫折産業に引っかからないために

 挫折産業に関わる企業にいいカモにされないためにも地道な継続的努力以外に成果を上げる方法などないということをよく理解しておかないといけない。もちろん、私は以前からよく理解していたが。

 次から次へと新しい方法に踊らされるべきではない。私などはリンゴダイエット、ヨーグルトダイエット、糖質制限、カーボンダイエット、グルテンフリーぐらいしか試していない。英語だって、速読、シャドーイング、速聴、音読、右脳活性化、あと多読とイメージトレーニングをちょっと試したぐらいだ。

 学習に王道なし。

 さて、私も最近、腹回りの脂肪が気になり始めたので、そろそろまた新しくジョギングでも始めるかな。

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