ミセス・ワタナベ、トランプ相場最大のドル買い
一時4カ月ぶりに1ドル=110円台に下落するなどドル相場が軟調に推移するなか、外国為替証拠金取引(FX)を手掛ける個人投資家(通称、ミセス・ワタナベ)が巨額のドル買いをしている。有力FX業者4社の合計で、22日までの1週間のドル買い・円売り額は昨年11月9日のトランプ相場開始以降、最大となった。足元のドル下落について、ミセス・ワタナベはドルを安値で買う好機ととらえたとみられる。
今日、日経の記事を読んでいたら、「ミセス・ワタナベ」という名前が出てきて、一体誰のことだろうと思って調べてみた。
そしたら、どうやら日本の個人投資家を全部ひっくるめて、「ミセス・ワタナベ」と呼ぶらしい。
ミセスワタナベ
ミセス・ワタナベ(Mrs.Watanabe)、キモノ・トレーダー(Kimono Trader)は、個人の小口外国為替証拠金取引(FX)投資家を意味する俗称。語源は日本人の主婦を中心とした女性やサラリーマン投資家。欧米の報道機関により名付けられた。
2007年頃から、東京のインターバンク市場にて、為替相場の方向性が、昼をはさんで午後になると、相場を反転させる大きな要因はないにもかかわらず、反対方向(主にドル買い)へ振れる現象がしばしば見られた。こうした状況が頻繁に起こったため、原因を探っていくと、主に日本の主婦やサラリーマンなどの個人のFX投資家が、昼休みを利用して一斉に円売り・ドル買いの注文を出していたことが判明、相場を左右させるほどの日本の個人投資家の資金力を世界に見せつけた。海外でよく知られた日本人を代表する姓「ワタナベ」から、イギリスの経済紙「エコノミスト」(1997年3月27日号)で「ミセス・ワタナベ」という言葉が使われた。
昼休みを挟んで、後場から取引が活性化することから、勝手に主婦層が連想されて、ミセスという冠称が使われているらしい。
2007年頃からの呼称だというから、ネットで個人取引が増え始めた頃だ。
取引の特徴をいうと。。。
・逆張りを好む
・スワップポイントを狙う
(金利の低い円を売って金利の高い貨幣を購入して、金利差を稼ぐ)
・中長期の取引が中心
確かに、非常に日本人の好みそうな取引の仕方だと思う。FXでこの取引方法なら、外貨預金とほとんど変わらなくなる。
しかし、こういった個人投資家の投資行動は、海外の機関投資家を中心にすでに調査・分析されつくしている。
なので日本の個人投資家をカモにするための「ミセス・ワタナベ狩り」という言葉まであるらしい。
政治リスクに揺れるミセス・ワタナベ
外国為替証拠金(FX)取引で、個人投資家の円売り・ドル買いが弱まっている。シリア情勢や北朝鮮を巡る政治リスクの高まりを背景に、円相場の方向感をつかめずにいるためだ。これまで円安基調を見込む投資家は多かったが、1ドル=110~112円台の狭いレンジ相場で推移するなか、取引は盛り上がっていない。逆に、節目となる110円を突破して円高が進めば、損失確定の円買い・ドル売りから円高圧力が強まる可能性もある…
こういう右往左往している態度が狙われるんだろうなー
FXは、おそろしい(((( ;゚Д゚)))ガクガク