米利上げ観測強まる – 日本経済への影響は?

イエレンFRB議長:利上げの論拠、「この数カ月で強まった」

 先物市場に織り込まれる9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は約30%となっている。次回のFOMC会合は9月20ー21日に開催される。

 米労働省は9月2日に8月の雇用統計を発表する。ブルームバーグが実施した調査では、非農業部門雇用者数は18万5000人増(7月は25万5000人増)、失業率は4.8%への低下が見込まれている。

 カンザスシティー連銀の年次シンポジウムで講演したイエレン議長は、「経済成長のペースは速くはないものの、労働市場の一層の改善をもたらすのには十分だ」と語った。
 さらに「先を見通すと、FOMCは実質国内総生産(GDP)が緩やかに成長し、労働市場は一段と力強さを増し、インフレ率は今後数年間に2%に上昇すると予想している」と指摘。「こうした経済見通しに基づき、FOMCは引き続き、当局の2大責務に近い雇用とインフレを達成し維持するためFF金利を時間をかけて緩やかなペースで引き上げていくのが適切だと見込んでいる」と述べた。

Bloomberg

(=´・ω・) : 常識的に考えて、アメリカの利上げは、円安につながるから、日本の株価はしばらく上がって行きそうだね。

 ・アメリカが金利を上げる。
  ↓
 ・アメリカ国内的には、引き締め政策なので、貨幣の価値が相対的に上がる。
  ↓
 ・金利上昇により、米ドル預金やアメリカ国内への投資が増える(資金がアメリカへ流入する)。
  ↓
 ・米ドル需要が増える。
  ↓
 ・ドル高が進む(円安が進む)。
  ↓
 ・円安が進むと、外国人投資家から見て、日本株はお買い得になる。
  ↓
 ・日本の株価上がる。

(* `・д・) : でも、これって、国外的要因でしょ。国内の景気はぜんぜん振るわないままだけど、日本の株は上がるの?

(=´・ω・) : そー言われると、確かに、日本の景気は全然、ダメダメだね(笑)。

 アメリカの景気は回復傾向にあるのに、日本は政策がでたらめで、金融政策とそのほかの財政政策とかが全く逆方向を向いてるから、全く景気が回復しない。インフレ目標達成どころか、むしろデフレが進みそう。

(* `・д・) : だめじゃん!

(=´・ω・) : まぁ、確かに長期的に見ると日本経済の先行きは暗いけど、短期的には、かえって、金融緩和への期待が高まるから、株価は上がるかも。

 下の記事が参考になるよ。

消費者物価下落でデフレに逆戻り? 追加緩和観測じわり

 消費者物価が5カ月連続で下落しデフレ再燃への懸念が強まる中、「日銀が追加の金融緩和に踏み切る」との見方が市場参加者の間で増え始めた。日銀は金融緩和の「総括的な検証」をまとめる9月の金融政策決定会合で、追加緩和の必要性についても議論する。

 7月の消費者物価指数(生鮮食品を除く)を購入頻度ごとに6段階で分けてみると、最も購入頻度が高い「頻繁」は前年同月比2.3%、2段階目の「1カ月に1回程度」は3.1%それぞれ低下した。

iza

(* `・д・) : 消費者物価指数5ヶ月連続の下落って(笑)。

 日本の金融政策って、いったい何なんだろうね。

(=´・ω・) : まぁ日本の景気は、当分ダメだろうなぁ。。。

 経済状況の好転は、なさそうだから、株高に期待するしかないなー。

(* `・д・) : “Sell in May, and go away. Don’t come back until St. Leger day.”って言うから、9月からは投資家も戻ってくる時期だよね。

 9月は、上がって行くのかな?

(=´・ω・) : そう期待してるんだけど。。。

(* `・д・) : イギリスのEU離脱でえらい目に会ってたからねー。

(=´・ω・) : うぅ、もうそれには触れないで。。。(泣)