世界で称賛される、美しき国、日本。
人々は礼儀正しく、穏やかで、マナーを非常に大切にする。治安は良く、町の通りには、ゴミなどほとんど落ちていない。建物は至るところ清潔で、整然とした美しい町並みが広がる―――
日本を訪れた人は、日本の美しさに感動し、誰もがそう口をそろえる。日本は、最も美しい国として世界で称賛されているのだ。
で。
現実がこちら↓
。。。
乱立する雑居ビル。。。狭く入り組んだ雑然とした通り。。。猥雑でけばけばしい看板とネオン。。。
店先で、大音量の音楽を流している量販店、拡声機でがなり声を上げているドラッグストアや携帯ショップ。。。
しつこい客引きと、所かまわず、もどしている酔っ払いたち。。。
雑然と並ぶ住宅。統一感なく、好き勝手に立ち並ぶマンション。区画整理の全くないグチャグチャな街路。。。
日本をはじめて訪れた人は、日本の雑然とした街並みの光景に衝撃を受けるらしい。
東京オリンピックを控えて、今、日本は、官民挙げて、訪日観光客を増やそうとしているんだそうな。
訪日外国人客、次なる目標は3000万人
2000万人ほぼ達成、円安頼みでなく外国人目線で観光資源を磨け2015年1年間に日本を訪れた外国人客は過去最高の1973万人になったことが、日本政府観光局(JNTO)の推計で明らかになった。政府は2020年までに年間2000万人を目標としてきたが、これがほぼ達成できたことから、2020年の目標を3000万人に引き上げた。
日経ビジネスOnline
で、実際、訪日外国人は増えているらしい。
訪日外国人、昨年度2,000万人を突破 – 3月は過去最高
日本政府観光局(JNTO)は4月20日、2016年3月の訪日外国人客数を発表した。前年同月比31.7%増の201万人で単月では過去最高記録となった。これにより、2015年度累計の訪日外国人客数は2,135万9,000人となり、前年比45.6%増だった。2016年3月における訪日外国人のシェアをみると、67.8%で「東アジア」が最も多かった。次いで「欧米豪」(14.3%)、「東南アジア・インド」(13.3%)となった。「東アジア」の内訳をみると、中国が前年同月比47.3%増の49万8,100人で最多に。次いで、韓国が37万4,100人、台湾が32万8,400人、香港が16万1,000人となった。
要は、中国人が増えただけのようだ。
政府が、年間3000万人と息巻いているのは、結構なことだが、しかし、まずはこの下品で醜い町並みをどうにかすることが先だろう。
爆買い目的の中国人と新宿のネオン街や秋葉原なんかのゲテモノ見たさの外国人しか日本には訪れなくなるんじゃないだろうか、マジで。
観光立国を目指す、というのはこれからの日本の成長戦略として重要なことだ。
しかし、ただ訪日客が増えればいい、というだけの観光立国に、本当に訪日客が満足すると考えているのだろうか。